一眼D5000とコンデジS95のHDR比較作例

2017年4月23日HDRの撮影道具とツール, 風景・街並みS95, コンデジ, テーマパーク, 伊豆, 修善寺, 虹の郷

Nikon D5000 による作例

ここ数日、「コンデジ買った、コンデジ買った」と騒いでおりましたが、

ようやくデジイチ(Nikon D5000)とコンデジ(Canon Powershot S95)でのHDRの撮り比べやってきました!!(*^ー^)ノ

 

比較するために今回はこの条件で撮影。
同じ条件で撮影して、全く同じ合成処理しました。

  • Nikon D5000
    F8 , -1.7EV 0EV +1.7EV JPEG, WBオート
    AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 広角端 18mm (35mm換算で27mm)で撮影
  • Canon S95
    F8 , -1.7EV 0EV +1.7EV JPEG, WBオート
    広角端 28mm で撮影

まず、冒頭の画像はデジタル一眼レフNikon D5000で3枚のブラケット撮影をして作成したHDR画像。
Photomatix や Topaz Adjust など、通常使用するツールを活用して後処理もいつも通り施しました。

続いてCanon Powershot S95による作例はこちら

Canon Powershot S95 による作例

Photomatixのパラメータも全く同じ、合成後のPhotoshopによる後処理もD5000と全く同じルーチン&パラメータで処理しました。

ここまで差がでないとは。。

期待はしてましたが、コンデジS95でも余裕で今まで同じようにHDR素材撮りに使えることが判明しました。

 

一応、比較しやすいように並べてみました。

やっぱりほとんど同じっす。。(*゚▽゚)ノ

ごく僅かな差があるにしてもHDRにした際の雰囲気には全く影響なしと言っていいレベルです。

 

出力に全く差がないので、今度は「使い勝手」で比較してみましょう。

当然S95には「携帯性」という圧倒的なアドバンテージがあるのですが、その他にも使い勝手が良い点があります。

S95の利点

  • 携帯性
    カメラを持ち出すかどうか悩むようなチョットした外出はもちろん、一眼を持ち出している場合においても鞄から「ドッコイショ」と出すよりもポケットから「すっ」と出すほうが手軽です。
    特に「外での撮影=チビ太連れのレジャー」という私には、喉から手が出るほど欲しかったポイントです。
  • 瞬時に設定を呼び出せる
    この機能欲しさにD7000を狙ってました。そのぐらい便利です!
    カスタムメニューに設定を1つ登録できるので、HDR撮影用の設定を保存。
    通常の撮影をした後でもすぐHDR素材用のマルチショットに移行できます。
    絞りやISO感度の設定も登録できるので、F8・ISO100固定・アスペクト比3:2などHDR素材撮影用の設定を全て保存してあります。
  • ブレない
    この明るさでブレることはまずあり得ないですが、S95の手ぶれ補正が驚異的な効き具合なので手持ち撮影ではS95のほうが有利です。

最後に、部分拡大した比較。

ここまで拡大すると少し差が出ますかね。左手前の緑の箱のノイズはD5000のほうが少ないです。

一応D5000が可哀想なので、何とか良いところを見つけてみました。

D5000の利点

  • メニューの動きが早い
    ブラケット幅の設定やISO感度など、細かい設定をするときはD5000のほうがメニューがさくさく動きます。
    S95もメニューの動作は速い部類に入りますが、D5000ほどではないです。
    しかしD5000にはカスタムメニュー登録がないので、通常の撮影からHDR素材撮りに移行するのは結構面倒です。
  • レンズが交換できる
    超広角や魚眼、ズームレンズで撮影することができます。
  • 連射が早い
    上のような晴天時の場合、D5000では「ガシャガシャガシャッ」っと1秒程度で3枚撮りができますが、S95は「カチャ・・カチャ・・カチャン」と3秒ほど要します。

携帯性の差からすると、ちょっと苦しい利点。そのぐらいS95での素材撮りは、クオリティを損なうこと無く手軽さをもたらしました!!

D5000は魚眼&ハッタリ専用カメラに決定っす♪

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制作ツール : Photomatix Pro 4.0 / Topaz Adjust 4 / Photoshop Elements 9